2013/07/24

続・石垣島紀行

2.泡盛の話

山猫という酒

花酒「山猫」60度・崎元酒造所
八重山を語る上で欠かせないものの一つに「泡盛」がある。現在、沖縄県内だけで五十余りの酒造所があり、一つの酒造所が最低でも数種類、多くは10種類以上を製造していることから、その種類は少なく見積もっても数百はあるだろう。

泡盛は言わずと知れた蒸留酒で、あるが、幾つかの特徴がある。簡潔には…

  • 長粒種を使う
  • 黒麹仕込である
  • 熟成により味わいが増す

写真のラベルは、与那国島にある崎元酒造所の限定銘柄「山猫」である。これは、同酒造所の主力銘柄である「与那国」を基調とした、まろやかで味わい深い一品だ。実は我が家には、古酒熟成用にもう一瓶寝かせてある。2011年夏仕込なので、来年の夏頃から飲み頃になってゆくだろう…

背景にチラチラ見えるのは、この晩の宴の肴、ゆし豆腐、グルクンの唐揚げなど、隣室から聞こえて来る三線の音をBGMに、ゆっくりと八重山の夜は更けてゆく…